人間学を学ぶ『致知』2020年4月号を読んで

人間学
今月のテーマは『命ある限り歩き続ける』
まさしくそのテーマに相応しい、茶道裏千家前家元の千玄室さんの『生涯、茶の心で生きる』を読みました。
写真や文章を読んでいると背筋をピンと張り、するどい眼差しにとても98歳の方だとは思えませんでした。
20歳の頃に特攻隊に行き、死んでいった仲間を弔いながら今でも生きておられます。その方が語る言葉の重みを感じながら読んでいました。
自分がいまこうして生かされているのは多くの人たちが、命をつないでくれたおかげだという感謝の心を忘れてはいけない。
相手に対してもっと思いやりの気持ちで接しなくてはいけない。
前をみつめると同時にワイドな視野をもつ。
お互いに前に出ようとせず半歩下がって自分を省みる。
ということを教えていただきました。
仕事をしている時で成果が現れたときには、
自分が頑張ったからだと勝手に思ってしまったり、
良くないときには仲間のやり方が悪いからだと思っている時がある。
それが自分自身の過信であり、本当に大切なことを忘れていて、
いずれ崩壊する。
それは家族間や夫婦間であっても同じこと。
もっとももっと相手に思いやりと感謝する心を忘れず日々精進していきたいと思います。
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